心臓ドック

心臓ドック

適切な運動は、糖や脂肪・からだの余分なエネルギーの燃焼を促し、糖尿病や脂質代謝異常、高血圧などの生活習慣病の予防・改善に良い影響を与えてくれます。

適切かつ定期的な運動は、生活習慣を改善させ、全身の血管の動脈硬化状態の改善につながり、結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や閉塞性動脈硬化症など、様々な疾患が発症したり、再発することを防ぐ効果があります。

この運動を有効かつ安全に行うためには、心臓のコンディションをチェックし、お一人おひとりにとって、ちょうどよい運動レベル=有酸素運動レベルがどれくらいなのかをしっかりと把握していくことが大切です。


当院の心臓ドックでは、下記の6つの検査を行い、どの程度の運動がちょうどよいのか、評価・アドバイスさせていただきます。

当院の心臓ドックでは、下記の6つの検査を行い、どの程度の運動がちょうどよいのか、評価・アドバイスさせていただきます。

①体組成チェック:体組成計を用いて体重・体脂肪率・筋肉量などを評価させていただきます


②血液検査:貧血・糖尿病・脂質異常・肝機能・腎機能・心臓の負担の程度などをチェックさせていただきます。

③心電図:一般健診などで行われているものと同じです。波形の異常や不整脈の有無などをチェックさせていただきます。

④四肢血圧脈波検査:両手両足の血圧を同時に測定することで、血管の狭窄・閉塞の存在や血管の硬さを評価させていただきます。

⑤心臓超音波検査:胸に機械を当てて超音波で心臓の大きさや機能、構造に異常などがないか確認させていただきます。

⑥心肺運動負荷試験:心電図や血圧計、そして密着型のマスクをつけて呼吸の分析も行う運動負荷試験です。固定式のエルゴメーターをこいでいただき、徐々にその重さ(負荷)を上げていく経過で変化する心電図波形や血圧・脈拍・呼吸状態を観察することで、嫌気性代謝閾値(有酸素運動に無酸素運動が加わってくる境界ポイント:ATと言います)が分かります。

また、虚血性心疾患や不整脈の有無などについても調べることが出来ます。
そのほか、息切れの原因として呼吸機能の兼ね合いや心不全の重症度判定も行うことが出来ます。

当院の心臓ドックでは、これらの検査結果を説明させていただくだけではなく、その結果をもとに、お一人おひとりにあった【運動処方箋】を発行させていただきます。

実際には、有酸素運動レベルでのエルゴメーターの負荷量と脈拍数をお示しさせていただくことと、またそれに対応した日常生活における代表的な活動・運動などをご紹介させていただきます。

全ての運動や日常生活活動について言及することは適いませんが、【運動処方箋】で定めた負荷での有酸素運動におけるご自身の息遣いや筋肉疲労などを体感し覚えていただき、適切な運動習慣の獲得、そして今後の健康づくり・健康増進の少しでもお役に立てば幸いです。


当日の検査の流れ

当日の検査の流れ

    付で手続き
  ※検査時間の10分前までにお済ませください。

  2   更衣・身長測定

    体組成チェック・医師による検査説明

  4   ②~⑥の検査

    検査終了

    医師による結果説明


◎所要時間は約2時間程度です
◎検査結果について
 ◆検査結果は、当日専門医によって血液検査以外の結果のご説明をさせていただきます。
  血液検査結果については、後日お送りする結果報告書をご確認ください。

◎お食事の制限について
 ◆こちらの検査にはお食事の制限はございません、お気軽にご受診ください。